封筒を印刷会社に発注する際のポイント

封筒は、ビジネスシーンに欠かすことのできないツールの1つです。取引先と書類やカタログのやり取りをする際はもちろん、DMの送付、請求書や領収書の封入などあらゆる場面で使用されています。なかでも社名や会社のロゴ、住所が印刷された社用封筒は、名刺と並んで会社の認知度を上げ、さり気なくブランドイメージを伝えるアイテムだと言えるでしょう。今回はそんな社用封筒を印刷会社に発注する場合に押さえておきたいポイントについて詳しくお伝えします。どうぞ参考にしてください。

1.用途

一口に封筒といっても、サイズの大小やマチのあるなし、カラーや素材など、バラエティーに富んでいます。印刷会社に封筒を発注する場合は、用途を明確にしてから発注しましょう。ちなみにビジネスシーンで最も良く使われている封筒は、長3封筒、長4封筒、角2封筒です。

<封筒の種類と主な用途>

・長3封筒(120x235mm)…見積書、注文書、納品書、請求書、DMの送付など。3つ折りにしたA4サイズの用紙が入るサイズです。

・長4封筒(90×205mm)…請求書、納品書、領収書の送付、返信用封筒など。3つ折り、または4つ折りにしたB5サイズの用紙が入るサイズです。

・角2封筒(240×332mm)…契約書、履歴書、職務経歴書、厚みのある書類、カタログ、パンフレットなど。A4サイズの用紙を折らずにそのまま入れることができるサイズです。

・角3封筒(216×277mm)…カタログ、冊子、書籍の持ち運びや送付など。B5サイズの用紙を折らずにそのまま入れることができるサイズです。

・角20封筒(229×324mm)…履歴書、職務経歴書、カタログ、パンフレットなど。A4サイズの用紙を折らずにそのまま入れることができるサイズです。角2封筒と比べ一回り小さいサイズなので、厚みのあるカタログや部数の多い書類は角2封筒に、1枚もののチラシや少ない部数の書類は角20封筒にと使い分けると良いかもしれません。

・洋2封筒(162×114mm)…写真、招待状、案内状、DМなど。結婚式やパーティーの招待状封入に良く使われます。

・洋長3封筒(235×120mm)…伝票、DМなど。3つ折りにしたA4サイズの用紙が入るサイズです。

2.印刷内容

封筒に印刷する文字や画像の内容しだいで価格は上下します。販促ツールとして重要なDMやカタログ用の封筒は、受け取った方が中身を見たいと思うようなデザインやキャッチコピーを取り入れると良いでしょう。封筒にどこまで拘るか、どのぐらいコストをかけられるかを社内で良く検討し、印刷する項目やデザインを決定しましょう。

・一般的な印刷内容…会社の住所、社名、電話番号、ファックス番号、会社のロゴ

・オプション…料金別納・料金後納郵便マーク、キャッチコピーなど

3.素材

どんな素材で封筒を作るかによって相手に与える印象は大きく変わります。用途に応じて封筒のサイズを選ぶように、利用シーンやデザイン、封入する中身に合ったものを上手に選びましょう。封筒に良く使われる素材について、その特徴をご紹介します。

クラフト紙

いわゆる茶封筒に使われている素材です。未漂白の茶色の用紙で、ナチュラルな見た目とザラザラとした手触り、優れた強度が特徴です。包装や段ボール、粘着テープの材料に使われるほど丈夫で破れにくく、中身も透けにくいため、大事な書類や重い冊子、カタログなどを入れる封筒の材料として最適です。ケント紙と比べると印刷適性がやや低く、宛名を書く際にインクが滲みやすい、ロゴが映えにくいなどのデメリットがあります。

ケント紙

いわゆる白封筒に使われている素材です。強度が高く、表面が滑らで美しい白色に高級感があります。社用封筒の素材として大変人気がありますが、結婚式やパーティーの招待状を封入する場合にもお勧めです。宛名を書く際もインクが滲みにくく、印刷の発色が良いことから文字やロゴ、デザインが映える一方、封入した中身がやや透けやすいというデメリットがあります。

パステル

パステルカラーに着色したクラフト紙のことです。上品な印象でイメージアップ効果が期待できるため、DМ用の封筒などにお勧めです。着色されているため、中身が見えにくいのもメリットと言えるでしょう。

4.機能

便利な機能の付いたオリジナル封筒の作成も可能です。利用シーンに応じて必要な機能を選びましょう。

透けない封筒

契約書や親展の手紙など、個人情報の保護が必要な書類の送付に最適です。透けない封筒を使用することで、受け取る方にプライバシー保護に配慮した会社だと印象づけることもできます。

窓付き封筒

封入した書類に記載された宛名が見えるように透明なセロハンの窓が付いている封筒です。請求書やDМなどに良く使われます。

抗菌封筒

抗菌・抗ウイルス剤を配合した封筒です。医療機関や薬局、飲食店、ホテルなど、衛生面での配慮が必要な施設での使用にお勧めです。

マチ付き封筒

ボリュームのあるカタログや冊子の封入にぴったりです。

紙ネット封筒

封筒に商品を入れると内側のシートがネット状に広がり商品をやさしく包み込みます。通販やノベルティグッズの送付に最適です。

5.発注範囲

自社で作成したデザインデータを入稿し、印刷のみを発注する場合もあれば、オリジナルデザインの作成からお願いしたい場合もあるでしょう。印刷会社によっては、宛名印刷、封入、投函まで請け負うところもあります。印刷会社にどこまで依頼するのか、事前に細かく決めておきましょう。

<印刷会社に発注するメリット>

印刷会社に封筒印刷を依頼するデメリットは、コストでしょうか。しかし自社で封筒を作成するとなると、慣れない作業による印刷ミスや紙詰まりなどで、時間も費用も浪費してしまう可能性が大です。印刷枚数が多ければ多いほど、印刷会社に外注したほうがコストを低く抑えられる傾向にあります。さらに印刷会社への発注には以下のようなメリットもあります。

  • 1.テンプレートでオリジナル封筒の作成が簡単
  • 2.徹底した検品体制で、印刷ミスがない
  • 3.業務用印刷機によるスピーディーで美しい仕上がり
  • 4.大量印刷によりコストカットが可能に

「封筒の達人」の強み

リーズナブルな価格

目的に応じて選べる多種多様な素材、サイズの封筒をご用意。長3窓型・厚さ70のクラフト紙の場合、印刷費の最安値は驚きの2200円~(データ制作費別)。高品質な封筒をリーズナブルな価格でご提供いたします。

スピーディーかつ美しい仕上がり

創業70年のノウハウを駆使し、高品質な印刷物をスピーディーにご提供いたします。15時までのご注文で最短翌日お届け。お急ぎのご依頼にも柔軟に対応いたします。

きめ細やかなサービス

封筒印刷から宛名印刷、DМなどの封入、封緘作業まで。親切・丁寧・きめ細やかなサービスでお客様のニーズにお応えいたします。

簡単に再注文可能

一度ご注文いただいた印刷データは長期保管し、次回以降は枚数を指定するだけで簡単に再注文可能です。

まとめ

今回は、封筒を印刷会社に発注する際のポイントについてお伝えしてきました。ビジネスシーンで目にする機会が多い封筒は、想像以上に会社の印象を左右するもの。受け取った方に良いイメージを抱いてもらえる質の高い封筒は、老舗の紙業が自慢の「封筒の達人」にご依頼ください。「封筒の達人」は、お客様の細かなニーズに寄り添い、ご満足いただける印刷物をリーズナブルな価格でご提供しています。ビジネスシーンに欠かせない各種封筒の作成は、「封筒の達人」にお任せください。